専らイスラムコインについて記す、初の日本語書籍。イスラム世界の起源からその歴史と地理的広がりに沿って、
その時代、その国・地域、王朝・支配者による金銀貨(一部銅貨)を、表裏のカラー写真と共に、
コインの仕様、主要カタログ番号、銘文(アラビア文字またはラテン文字転写)と日本語解説。
その歴史的背景、発行にまつわる逸話を付して、年代記風の読み物として楽しめる異色の書。


A4:728ページ
著者:塩田恵一
発行:株式会社ダルマ
ISBN978-4-9913428-0-6


(著者の自薦文)
これまでイスラムコインに関心の無かった収集家、魅力は感じるけれど「あの文字」が何とかならない事にはと、
深入りできずにいた収集家、ゼネラルコレクションの中に、詳細不明のまま持ち続けて来た収集家。
そんなコイン収集家の欲しかった(しかも日本語の)本が出来ました。
地理軸:東西12,000km、時間軸:1,400年間(今回はAD1,500年までの900年間)、重層的に折り重なる支配者の興亡、
思い浮かべるだけでもワクワクする物語の年代記、この本は学術書ではありません、カタログでもありません
(掲載したコインの番号はあくまでも整理番号です。)読んで面白い「趣味の書」を目指しました。


(著者略歴)
20代に10年程の外航商船の通信士暮らし、巡った国々の貴金属店(GOLD-SMITH)の裏手で古いコイン漁りに没頭。
イスラムコインのエキゾチシズムの虜になる。
陸に上がってIT部門一筋のカッパ生活。イスラムコインを求めて内外ディーラーの店頭・通販・オークションに出没。
リタイヤ後、縁あって株式会社ダルマの書庫に半ば棲み付き。現在に至る。