商品は1809年オランダ・ホーラント王国発行の1ダカット金貨です。

表:ルイ・ボナパルト左向き肖像
裏:ホーラント王国紋章

ホーラント王国は1806年から1810年まで現在のオランダに存在した、フランス帝国の衛星国です。
フランス革命戦争後オランダには1795年にフランスの衛星国家バタヴィア共和国が成立していましたが、ナポレオンは自らの意思に即応できる体制を整えるため、自らの弟ルイ・ボナパルトを自分の代理としてオランダに派遣しました。
ルイは1806年6月22日にハーグに入り、バタヴィア共和国はホラント王国に改組されルイ・ボナパルトが国王に即位しています。

裏面の紋章にはナポレオン一世皇家のサンダーボルトを掴む鷲とオランダの剣をもつライオンが描かれています。

商品のコンディションですがNGC社よりMS64とかなりの評価を得ていて素晴らしい輝きを放っています。たった4年で消えたホーラント王国の金貨を1枚いかがでしょうか。

Netherland
Kingdom of Holland
1Ducat 1809
Louis Bonaparte (1806-1810)
KM38 Fr323